戸建ての雨漏り原因箇所トップ５をご紹介します！

戸建て住宅でのトラブル原因ナンバーワンは雨漏りです。では住宅のどこが原因になることが多いのでしょうか？雨漏りが発生しやすい場所を知ることで、普段からチェックすることができ、雨漏りが発生する前にメンテナンスを行う習慣をつけることができるようになります。

１．戸建ての雨漏り原因はどこが多い？

戸建て住宅に住んでいる方が絶対におさえておきたい雨漏り原因箇所をご紹介していきます。どのような建物でも、一度建ててしまえば、その家が一生使えるものではなく、劣化に応じて適切なメンテナンスをしていかなければなりません。そして、戸建て住宅で最も恐ろしいトラブルが雨漏りで、雨漏りの放置は建物内部の木材の腐食やシロアリの繁殖などを招いてしまい、莫大な修繕費用が掛かってしまうリスクがあるのです。

それでは、戸建て住宅で発生する雨漏りは、どこが原因になるのでしょうか？リフォーム業界で言われている、戸建て住宅の雨漏り原因箇所をランキング形式でご紹介します。

1位　外壁の劣化

壁は、雨風や紫外線などの自然環境の影響を受けやすい箇所です。特に、モルタル壁やサイディングなどの外壁材は、経年劣化によってひび割れや目地の劣化が発生しやすくなります。これらの劣化により雨水が侵入し、雨漏りの原因となります。

また、外壁には、配管穴や換気扇フード・換気ガラリ周辺、配線貫通部などの隙間があります。これらの隙間は、シーリング材で埋められています。しかし、シーリング材も経年劣化によって隙間が生じてしまいます。これらの隙間から雨水が侵入し、雨漏りの原因となります。

そのため、戸建て住宅の外壁は、定期的に点検を行い、劣化や損傷を発見したら早めに修理を行うことが大切です。

具体的には、以下のチェックポイントを参考に、定期的に点検を行いましょう。

　① ひび割れや目地の劣化がないか確認する

　② 塗装の剥がれや劣化がないか確認する

　③ 雨樋の詰まりや破損がないか確認する

また、外壁塗装は、10年程度を目安に塗り替えを行いましょう。塗り替えを行うことで、外壁の劣化を防ぎ、雨漏りのリスクを減らすことができます。

2位　屋根の劣化

屋根もまた、雨風や紫外線などの自然環境の影響を受けやすい箇所です。特に、瓦やスレートなどの屋根材は、経年劣化によって破損やひび割れが発生しやすくなります。また、台風などの自然災害によって、屋根材が飛散したり、屋根の構造部分が損傷したりすることもあります。これらの破損や損傷により、雨水が侵入し、雨漏りの原因となります。

また、屋根には、棟板金や漆喰、外壁との取り合い部分のシーリングなど、さまざまな部材があります。これらの部材も、経年劣化によって劣化し、雨水が侵入しやすくなってしまいます。

そのため、戸建て住宅の屋根は、定期的に点検を行い、劣化や損傷を発見したら早めに修理を行うことが大切です。

具体的には、以下のチェックポイントを参考に、定期的に点検を行いましょう。

　① 屋根材の破損やひび割れがないか確認する

　② 棟板金や漆喰の劣化がないか確認する

　③ 外壁との取り合い部分のシーリングの劣化がないか確認する

また、屋根塗装は、10年程度を目安にした塗り替えをおすすめします。塗り替えを行うことで、屋根材の劣化を防ぎ、雨漏りのリスクを減らすことができます。

また、太陽光パネルの設置が原因で雨漏りが発生するケースは、近年増加傾向にあります。太陽光パネルの設置業者の中には、屋根に関する知識が薄いことから、ビス穴の雨仕舞処理などをせずに施工を完了させてしまう場合があります。これらのビス穴から雨水が侵入するようになり、雨漏りする事例が報告されています。

太陽光パネルの設置を検討している場合は、屋根の雨仕舞処理についても十分に確認するようにしましょう。

3位　ベランダ

ベランダは、外壁から突き出た場所にあるため、雨風や紫外線などの自然環境の影響を受けやすい箇所です。特に、コンクリート製のベランダは、経年劣化によってひび割れや亀裂が発生しやすくなります。また、台風などの自然災害によって、ベランダの構造部分が損傷したり、防水層が破損したりすることもあります。これらの破損や損傷により、雨水が侵入し、雨漏りの原因となります。

また、ベランダには、排水ドレンや笠木、サッシ周りなど、さまざまな部材があります。これらの部材も、経年劣化によって劣化し、雨水が侵入しやすくなってしまいます。

そのため、戸建て住宅のベランダは、定期的に点検を行い、劣化や損傷を発見したら早めに修理を行うことが大切です。

具体的には、以下のチェックポイントを参考に、定期的に点検を行いましょう。

　① 床や壁の防水層の劣化がないか確認する

　② 排水ドレンや笠木の劣化がないか確認する

　③ サッシ周りの劣化がないか確認する

また、ベランダの防水の塗り替えは、10年程度が目安になります。塗り替えを行うことで、防水層の劣化を防ぎ、雨漏りのリスクを減らすことができます。

ベランダからの雨漏りは、一般の方があまり意識しない場所であるため、発見が遅れて被害が拡大するケースも少なくありません。定期的な点検を心がけ、早期発見・早期修理を心がけましょう。

4位　サッシ周り

サッシ周りは、外壁と密着しているように見えるかもしれませんが、実際には隙間があります。この隙間を埋めるために、シーリングが施工されています。シーリングは、経年劣化によって劣化し、亀裂や脱落などの症状が出てしまいます。これらの症状により、隙間が生じてしまい、雨水が侵入する原因となります。

また、サッシ本体が変形してしまうことで、隙間が生じてしまうケースもあります。このパターンは、多くの場合経年劣化によって発生しますが、稀に新築時の施工不良によって発生することもあります。

そのため、戸建て住宅のサッシ周りは、定期的に点検を行い、シーリングの劣化やサッシの変形などを発見したら早めに修理を行うことが大切です。

具体的には、以下のチェックポイントを参考に、定期的に点検を行いましょう。

　① サッシと外壁の隙間から雨水が侵入していないか確認する

　②サッシ本体が変形していないか確認する

また、サッシのシーリングは、5年程度を目安に打ち替えを行いましょう。打ち替えを行うことで、シーリングの劣化を防ぎ、雨漏りのリスクを減らすことができます。

サッシ周りの雨漏りは、発見が遅れると、建物内部の木材が腐食したり、シロアリが発生したりするなどの被害が発生する可能性があります。定期的な点検を心がけ、早期発見・早期修理に努めましょう。

5位　雨どい

雨樋の詰まりは、落ち葉やゴミなどが雨樋内に溜まって、雨水が排水できなくなることで雨漏りが発生しやすくなります。雨樋の破損は、経年劣化や台風などの自然災害によって発生します。雨樋の接続部の不具合は、雨樋と雨樋の接続部や、雨樋と外壁の接続部に隙間がある場合に発生します。

雨樋からの雨漏りを防ぐためには、以下のような対策が必要です。

　① 雨樋の定期的な清掃

　② 雨樋の点検

　③ 雨樋の修理や交換

雨樋の清掃は、1年に1回程度を目安に行いましょう。雨樋の点検は、雨漏りが発生する前に行うことが重要です。雨樋の修理や交換は、専門業者に依頼しましょう。

雨樋からの雨漏りを発見した場合は、早急に修理を行う必要があります。雨漏りを放置すると、建物内部の木材が腐食したり、シロアリが発生したりするなどの被害が発生する可能性があります。

具体的な修理方法は、雨漏りの原因によって異なります。雨樋の詰まりの場合は、雨樋内に溜まった落ち葉やゴミを取り除くことで修理できます。雨樋の破損の場合は、破損した部分を修理するか、新しい雨樋に交換する必要があります。雨樋の接続部の不具合の場合は、接続部の隙間を埋めることで修理できます。

雨樋からの雨漏りを発見した場合は、自分で修理するのが難しい場合は、専門業者に依頼しましょう。

２．まとめ

戸建て住宅での雨漏り原因ランキング

第１位：外壁の劣化

第２位：屋根の劣化

第３位：ベランダ周りの劣化

第４位：サッシ周りの劣化

第５位：雨どいの劣化

どの部位も経年劣化によってひび割れやシーリングの劣化が発生し、雨漏りの原因となります。よって劣化に応じて適切なメンテナンスをしていかなければなりません。

外壁塗装や屋根の塗装は、10年程度を目安に塗り替えを行いましょう。

塗り替えを行うことで、雨漏りのリスクを減らすことができます。

今回の記事では　”戸建ての雨漏り原因箇所トップ５”　をご紹介しました。

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