梅雨が来る前のカビ対策リフォームとは?
- houselab39
- 2024年5月18日
- 読了時間: 3分
春は一年のうちで最も過ごしやすい季節。
しかし、春の陽気に誘われてのんびり過ごしていると、あっという間に梅雨がやってきます。梅雨になると湿気との戦い、そしてカビとの戦いがスタートします。
実は、リフォームによってカビの発生は改善が可能であることをご存じでしょうか。
1.結露に有効な「二重窓(内窓)」の設置
梅雨や寒い冬場、窓ガラスの結露に悩まされている方もいるはず。結露は、外と室内の気温差によって、空気中の水蒸気が冷やされて水滴化することで生じます。結露がたびたび発生すると、窓枠やカーテンなどにカビが発生する要因になります。
厄介な結露を防ぐのに有効なのが「二重窓」にするリフォームです。二重窓とは、既存の窓の内側にもう一つ窓を設置して、文字どおり二重になった窓をいいます。
二重窓にすると、窓の間に空気の層ができて、外の冷気が室内に伝わりにくくなります。これにより室内外の気温差が小さくなるため、結露が生じにくくなるのです。断熱性能の高い内窓を設置すれば、より高い効果が期待できるでしょう。
2.床のカビ対策に「床下換気装置」の設置
床下は空気がとどまりやすく、湿気がなかなか逃げません。湿気を放置すると、基礎部分にカビが生えたり腐ったりして、住宅の強度にも影響を及ぼす危険性があります。
床下の湿気を逃すには、「床下換気装置」の設置がおすすめです。装置で風を起こすことで床下を効率的に換気するとともに、湿った木材を風で乾かすことができます。湿気や腐朽した木材を好物とするシロアリの予防にもつながるため、住宅を長持ちさせる効果も期待できるでしょう。
3.壁のカビには「エコカラット」の導入
住宅設備メーカー・LIXILが開発した「エコカラット」は、調湿機能や脱臭機能を備えた室内用のタイルです。
湿度が高いときは余分な湿気を吸収し、冬場など乾燥しているときは室内に湿気を放出します。壁にエコカラットを導入すると、室内の湿度をある程度一定に保ってくれるため、ジメジメとした梅雨でもカビが生えにくくなります。
4.水回りの湿気対策に「浴室暖房乾燥機」の設置
浴室や洗面所などは常に湿気が生じるため、どうしてもカビが繁殖しやすくなります。こうした水回りの湿気対策には「浴室暖房乾燥機」の設置が効果的です。
換気機能を使えば溜まった湿気を効率的に逃すことが可能。入浴後に乾燥機能を使うことで、窓のない浴室でもカビが生えるのを防げます。
さらに、雨の日が続いてなかなか外干しができないときなど、洗濯物を乾かすのにも重宝するでしょう。
5.まとめ
今回紹介したカビ対策リフォームを行うことで、毎年悩まされていたカビとの戦いに終止符を打てるかもしれません。
梅雨を前にしたこの時期の間に、カビ対策リフォームを実施してはいかがでしょうか。







