瓦屋根のメンテナンス・漆喰(しっくい)の補修とはなに??
- houselab39
- 2024年3月30日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年4月5日

長寿の屋根材として知られている瓦屋根は“半永久的”とも言われています。粘土瓦なら塗り替える必要もなく綺麗な美しさをキープできます。そのため他の屋根材と比べると、瓦は耐久性が高くメンテナンスがいらないイメージがあるかもしれません。しかし、「ノーメンテナンス」ではなく、瓦屋根を構成する下地や銅線、釘などの建材はメンテナンスが必要です。なかでも、劣化しやすく適度なタイミングで補修(詰め直し)しなければならないのが「漆喰」です。「漆喰」は多くの方が外壁に使われるイメージが強いかもしれません。
「瓦屋根のどこに漆喰が使われているの?」
「なぜ漆喰を使うのか?」
「漆喰のメンテナンスって何をするのだろう?」
など、ご自身のお住まいが瓦屋根なのに漆喰について疑問や不安がある方も多いのではないでしょうか?すでに漆喰の剥がれでご不安を抱えている方や、瓦屋根を長く安全に保ちたいとお考えの方に、漆喰とは何なのか、メンテナンスの必要性や工事内容について解説していきます。漆喰について知ることが、瓦屋根を、そして大切なお住まいそのものを守ることにつながります。
◇ 屋根瓦には欠かせない漆喰(しっくい)とは

(1)漆喰は瓦屋根のどこに使われている?
漆喰(しっくい)とは、屋根瓦の1番上の箇所にあたる「棟(むね)」の土台を守るために塗り込んでいる材料で、画像にあるように白く塗り込まれたところを『漆喰(しっくい)』と言います。
漆喰は、金属屋根やスレート屋根では使われることがありません。瓦屋根ならではのものです。
(2)漆喰の役割とは
漆喰(しっくい)は、瓦や壁の上塗り、天井など様々な建築で使用されています。
漆喰(しっくい)の歴史は、数千年以上も前から各国の様々な建築物に使用されています。
屋根の漆喰(しっくい)は、屋根の棟(むね)と瓦の間の隙間を埋め、瓦の下にある屋根のふき土を雨風から守り、替え瓦と瓦を接着させる目的で漆喰(しっくい)が塗られています。漆喰が瓦屋根に施される主な目的は、
「葺き土保護のために雨水を浸入させない」
「見た目を美しく保つ」
という2つです。
(3)漆喰の寿命は?
瓦屋根は「手入れしなくても大丈夫」「寿命が長いから安心」というイメージが先行して、割れや台風による飛散などがなければ、点検やメンテナンスには無関心という方もいらっしゃるかもしれません。確かに、瓦自体は長寿なうえ、粘土瓦なら塗装というメンテナンスがいりません。しかし、寿命の短い漆喰はダメージに合わせて補修が必要です。施工したての初期の頃には美しい白色の漆喰も、10年、15年…という年月にともない劣化します。劣化の原因としては、雨風を長く受けたことや、紫外線、厳しい寒さなどの気象が深く関係しています。地震の揺れや台風の影響で、早めに劣化が起こる可能性もあります。
(4)劣化を放っておくと、、、
一番多いのは雨漏りです
雨水で棟土が流れていき棟自体がガタガタになってしまします、、、
そうなると工事内容は棟の積み替えとなりますので、そうなる前に
面戸の漆喰の詰め替えをしてメンテナンスをしていれば雨漏りがすることはありません。
(5)漆喰(しっくい)の重要性のまとめ
瓦屋根は瓦がダメになるのではなく、屋根の作りが劣化している場合が多いです。
人間の体と一緒で、傷が浅いうちに手入れする方が費用も少なく、長い目で見た場合良いと思います。
どのくらいの状態で工事をしていいか等を知りたい場合や雨漏り補修等は是非当社ににお問い合わせください!



