屋根工事を依頼する前にチェック! 屋根業者選びを間違わないためのポイントをご紹介!
- houselab39
- 2024年1月6日
- 読了時間: 7分
何らかの理由で、屋根の工事が必要になった場合、優良な屋根業者に来てもらうため、依頼者側がおさえておきたいポイントをご紹介します。
住宅というものは、存在するだけで徐々に劣化が進行してしまいます。特に日本は、台風や地震など、自然災害が非常に多い国として有名で、どのような建物でもいつ自然災害の影響で、屋根修理が必要になってもおかしくないと考えなければいけません。大きな災害が無かったとしても、定期的なメンテナンスのための屋根リフォームが必要となります。
それでは、あなたの家で、何らかの屋根の不具合を見つけた時には、どのようにして屋根工事業者を探せばよいのでしょうか?
現在は、インターネットで「屋根 修理」「雨漏り修理」などと検索すれば、地域の屋根業者のホームページが見つかり、すぐに問い合わせすることができるようになっています。
しかし、何も考えずに、表示された業者に連絡し工事を依頼した場合、相場よりも高い金額を請求されたり、雨漏り修理をしたのにすぐに再発した…。なんて最悪な事態を招いてしまう危険もあるのです。
一口に屋根工事業者と言っても、全ての業者が優良業者とは限りません。得意とする屋根材も異なることから、工事を依頼する側がしっかりとポイントをおさえておかなければ、工事に失敗してしまう危険があるのです。
今回は、あなたの家の屋根工事について、適切な業者を見つけるためのポイントを簡単にご紹介しておきます。
1.業者に連絡する前にすべきこと!
それでは、屋根工事業者を探すときに皆さんがおさえておくべきポイントをご紹介していきましょう。例えば、あなたの家が台風の強風によって、屋根に大きな被害が生じてしまった場合、皆さんはどう思うでしょうか?
「屋根は元通りになおるのだろうか?」「雨漏りが怖いのですぐにでも直したい!」などと不安なり、ほとんどの方が焦ってしまいます。しかしこの焦りから、慌てて屋根業者さんに連絡し、すぐに来てくれる業者に工事を依頼する…という方法は、あまりおすすめできません。屋根修理を依頼する時には、どれだけ焦っている状態だとしても、以下の2点は自分で確認しておくべきなのです。
① できる範囲で屋根の状況(トラブル内容)を把握する
② 既存屋根の情報(瓦、スレート葺など)と、どういった工事の要望なのかを整理する
業者さんに連絡する前に、上記のポイントをまとめておくことで、屋根工事までの時間や手間を減らすことができ、適切な工事業者を見つけるのに有利に働くのです。
(1)屋根の情報確認について インターネットで調べれば、地域の工事業者がすぐに表示されますが、いきなり連絡するのではなく、以下のポイントは最低限確認しておくようにしましょう。
① 屋根の種類
自宅の屋根に採用している屋根材の種類を確認しておきましょう。一口に屋根と言って も、瓦屋根やスレート屋根、金属屋根など、使用されている屋根材が異なります。
業者の中には「瓦は対応できない…」なんて場合があるのです。
② 家の図面
家の図面があれば業者との打ち合わせが非常にスムーズに進みます。屋根の面積や勾配
など、工事に必要な情報がすぐに分かりますので、見積りなどの提出も早くなります。
③ 屋根の状態
可能な限り屋根の状態を把握しておきましょう。もちろん、屋根の上にあがるのは危険 ですので、下から見てわかる範囲で構いません。
④ 雨漏りの有無
現在、雨漏りしているのかに加えて、過去に雨漏りしたことがあるのかなどの情報もま とめておきましょう。現在雨漏りがある場合は、雨漏り箇所と頻度、どの程度の雨で雨漏
りするのかなども伝えられるようにしましょう。雨漏り状況が分かりやすく整理できてい
れば、原因の特定も容易になります。
⑤ 築年数や工事歴
築年数や、これまでのメンテナンス頻度によっては、補修工事などではなく、葺き替え工
事が必要になるケースもあります。過去の工事歴などは、大まかでも構いませんので、 自分で確認しておき、業者さんに伝えられるようにしましょう。
屋根業者さんに連絡する時には、上記のような情報をまとめておくと、非常にスムーズに話しが進みます。逆に何の情報もないまま、「先日の台風で屋根が壊れたのですぐに来てください!」などと業者さんに連絡したとすれば、「屋根の種類は何だろう?」「どこが壊れたのか?」「雨漏りもはしているのだろうか?」「何階建ての家なの?」「部分的な補修がしたいの?」など、さまざまな疑問が浮かんでしまうことになります。
さらに、屋根業者の中には、金属屋根を専門としている、瓦葺き工事が専門など、全ての工事に対応ができるわけではない…という業者も多いのです。そのため、「雨漏りと聞いて調査に来たけど、葺き替え工事が必要だな…」なんて場合、「うちは葺き替え工事ができないので、他の業者を呼んでください!」など、余計な時間をとられてしまう場合もあるのです。
屋根は非常に専門性が高い工事ですので、屋根の状態やあなたの要望と、屋根業者さんの対応工事がかみ合っていなければ、来てもらってもお互いに時間の無駄…なんてことになりかねないことを覚えておいてください!
2.屋根の状態を適切に伝えるためには?
ここまでの説明で分かるように、あなたの家で、何らかの屋根工事が必要になった場合には、現在の屋根の状態や種類、どのような要望があるのかを適切に伝えることが非常に大切になります。ここでは、前項の情報を確認したうえで、どのようにしてその情報を業者に伝えるのかということをご紹介しておきます。
(1)現在の屋根の詳細について
屋根業者に依頼する際、屋根材の種類を正確に伝えることはとても重要です。屋根材の種類によって、施工方法や工期、費用などが大きく変わってきます。また、屋根業者にも得意・不得意があり、特定の屋根材に強い業者もあれば、そうでない業者もあります。
屋根材の種類がわからない場合は、以下のような方法で確認することができます。
① 新築時の図面やリフォーム時の書類を確認する
② 屋根材の特徴を業者に伝える
新築時の図面やリフォーム時の書類があれば、そこに屋根材の品番などが記載されているはずです。どうしても、屋根の種類が良く分からない…なんて場合、見える範囲で屋根材の特徴を伝えましょう。
例えば、
① つるつるしていて、厚みがある
② 表面がざらざらしている
③ 薄い板のような物が並んでいる
などの特徴を伝えると、業者が大まかに屋根材の種類を予想することができます。
また、屋根に太陽光パネルを設置している場合は、必ずそのことを業者に伝えてください。屋根工事の内容によっては、太陽光パネルを一度取り外す必要がありますので、パネルの着脱に対応できる業者でなければ、工事を進めることができないのです。
屋根業者に依頼する際は、屋根材の種類を正確に伝え、太陽光パネルの有無についても忘れずに伝えるようにしましょう。
(2)屋根の状況は正確に
屋根業者に依頼する際は、屋根の状況を正確に伝えることもとても重要です。屋根の状況によって、必要な工事内容や費用が大きく変わってきます。
屋根の状況を正確に伝えるためには、以下のような点に注意しましょう。
① 屋根材の状態(割れ、欠け、劣化など)
② 雨漏りの有無
③ 雨漏りの場所や範囲
④ 雪害の有無
⑤ その他、気になる点があればすべて伝える
屋根材の状態は、屋根材の種類や色、状態などを確認しましょう。また、雨漏りの有無や場所、範囲も正確に伝えてください。雨漏りしている場合は、いつから雨漏りしているか、雨漏りの状況なども伝えるとよいでしょう。
雪害の有無も忘れずに伝えましょう。雪害があると、屋根材の劣化や破損が進みやすくなるため、注意が必要です。
また、その他にも気になる点があれば、すべて伝えるようにしましょう。例えば、屋根の勾配が急な場合や、屋根に太陽光パネルが設置されている場合などは、工事に影響する可能性があります。
屋根業者に依頼する際は、屋根の状況を正確に伝えることで、適切な工事内容や費用を提案してもらいやすくなります。
3.まとめ
屋根工事業者を探す際は、依頼者側がおさえておきたい情報についてご紹介してきました。屋根材の種類や屋根の状況を正確に伝えることは、適切な工事内容や費用を提案してもらうためにとても重要です。また、事前に複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することも大切です。
屋根工事が必要になった場合には、まずこの記事でご紹介したポイントをしっかりとおさえて、業者に連絡するのがおすすめです!
ハウスラボでは、お客様の屋根を正しく診断し、適切な修理項目を選定して施工を実施していますので、安心して依頼することができます。
屋根工事が必要になった場合には、ぜひご検討ください。


